まだ仮想通貨なんてやってるの? 今年に入り問題が続出しはじめた仮想通貨の暗黒面に焦点を当てた1冊『アフター・ビットコイン』




昨年末まで、まさにバブルの様相を呈していた『ビットコイン』をはじめとする「仮想通貨」。ネットはもとより、本屋に訪れても「ビットコイン」や「ブロックチェーン」といった言葉が並んだ書籍が多数積み上げられてい状況です。しかし、今年に入ってからは、どうも雲行きが怪しくなってきました。

そのきっかけとなったのは、1月16日の仮想通貨の全面暴落です。

これ以降、ざっとメモしていたものだけでも悪いニュースばかりが入ってきます。そして1月26日。出川哲朗のCMを打ちまくっていたビットコイン取引所の「コインチェック」が580億円分もの仮想通貨『NEM』が不正アクセスで流出するという、史上最大の事件が起こってしまいました。同社は26万人に対して日本円で保証することを発表していますが、金融庁が行政処分を検討しているなど、先行きは不透明なままです。

■主な仮想通貨関連のニュース

『ビットコイン』の「闇」の部分に焦点を当てた『アフター・ビットコイン』

『ビットコイン』をやたら褒め称える書籍ばかりが目立つ中、あえてその「影」の部分に焦点を当てて書かれたのが中島真志氏の『アフター・ビットコイン』です。

本書では、ビットコインやブロックチェーンといった基本的な仕組みの紹介から始まり、今回の「コインチェック」以前に起きた「マウントゴックスの大量ビットコイン消失事件」など、相次ぐ盗難事件や違法薬物取引サイトに使われていた事例などを紹介しています。

また、ビットコインそのものが抱えている問題も紹介。上位1パーセント未満の保有者が、ビットコイン全体の約97パーセントもの保有率をしめているといういびつな状態であることも説明しています。

と悪い面ばかりが目立ちがちな仮想通貨ですが、本書でもブロックチェーンという技術自体は優れていることを認めています。ちょっと仮想通貨に興味を持ち始めたという人は、他の書籍と合わせて本書も読んでおくことで、より知識を深めることができるでしょう。




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