『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』の収録ゲームはオリジナルと比較してどれぐらいの再現度なのか?




2016年に発売された『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』に続くシリーズとして、2017年10月5日に発売されたのが、『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』です。

本体サイズはオリジナルの約半分程度に縮小。既存のカセットやコントローラーは使うことはできませんが、本体に21種類のゲームソフトを内蔵。『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』で不満が多かったコントローラーのサイズも、オリジナルとほぼ同等のサイズで再現しています。


▲コントローラーは前面のパネルを開けて差し込むスタイル。コネクターの形はオリジナルとは異なります。


▲背面にはHDMIのコネクターと電源供給用のUSBコネクターが装備されています。

収録ソフト

本体を起動するとラウンチャーが表示され、そこからゲームを選んで遊ぶことができます。なんといっても目玉は、今回初めて発売されるタイトル『スターフォックス2』です。元々特殊チップ「Super FX GSU-2」をふたつ積んだパワフルなゲームとして発売される予定でしたが、時期的にNINTENDO64の発売と被っていたため、お蔵入りしていました。

収録タイトル一覧

スーパーマリオワールド
F-ZERO
がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜
超魔界村
ゼルダの伝説 神々のトライフォース
スーパーフォーメーションサッカー
魂斗羅スピリッツ
スーパーマリオカート
スターフォックス
聖剣伝説2
ロックマンX
ファイアーエムブレム 紋章の謎
スーパーメトロイド
ファイナルファンタジーVI
スーパーストリートファイターII
スーパードンキーコング
スーパーマリオ ヨッシーアイランド
パネルでポン
スーパーマリオRPG
星のカービィ スーパーデラックス
スターフォックス2(※初公開)

オリジナルのゲームと映像やサウンド面で違いは感じられるのか?

よくできているハードであることは間違いありませんが、しょせんエミュレーターで再現したものじゃないの? という疑問が出てくるのもたしかです。そこで、実機のゲームと比較してどれぐらい違いを感じることができるのか、チェックしてみました。

ちなみに現在筆者の手元にあるソフトで、『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』にも収録されているのは『スーパーマリオカート』『F-ZERO』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』『スーパードンキーコング』の4本。できる限り最高の画質でチェックするため、RGB21ピンで出力したものを『フレームマイスター』に接続してキャプチャー(AVT-C878)しています。

『スーパーマリオカート』

実機では特殊チップ「DSP-1/1B」を採用している『スーパーマリオカート』。ゲーム自体はそのままといった印象です。本作に限らず、『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』の絵は綺麗で音も若干オリジナルよりも粒だちがよく聞こえます。

●スーパーファミコン(RGB21ピン)

●ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(HDMI)

『F-ZERO』

『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』では音の広がりが若干よくなり、マシンのSEもより響くようになった感じがします。絵やゲーム性などの再現度はなかなかといったところでしょう。

●スーパーファミコン(RGB21ピン)

●ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(HDMI)

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』

『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』では画面が明るく見えますが、スーパーファミコンの映像をRGBで出力すると若干おとなしめの絵になるため、そうした部分を考慮すれば大きな差はなさそうです。また、サウンドについては、艶やかになっています。オリジナルの重苦しい雰囲気のサウンドも良かったですが、これはこれでありといったところでしょう。

●スーパーファミコン(RGB21ピン)

●ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(HDMI)

『スーパードンキーコング』

オリジナルが元々ジャギーが目立って解像度が高い感じの作品ではないため、グラフィックに関してはこんなものといったところ。その分、『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』ではサウンドが派手になったように聞こえます。

●スーパーファミコン(RGB21ピン)

●ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(HDMI)

まとめ

ざっくりと見てきましたが、概ね『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』では画面ははっきりしている美しい映像で、サウンドも音が広がっているよう聞こえて艶やかな印象です。オリジナルではRGP21ピンで出力してやっと高画質になるといった感じですが、本機ではそんな苦労も不要でHDMIで接続するだけで高画質でレトロゲームを楽しむことができます。

あくまでもオリジナルのハードとカセットで楽しみたいというこだわりがなければ、持っていても全く損はない素晴らしいハードと言えるでしょう。

ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン | 任天堂

text.レトロゲームライター 高島おしゃむ




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