オリジナルハード原理主義vsお手軽マルチ互換機! 『レトロフリーク』を買ってみて驚いた10のこと




レトロゲーム関連をあさっていると、なにかと目に入ってくるハードがあります。それがサイバーガジェットが販売しているレトロゲーム互換機の『レトロフリーク』です。互換性の問題云々は互換機なのである程度割り切れますが、なんといっても本機の魅力は1台のハードで最大11種類のゲーム機に対応しているところでしょう。

しかもSDカードにゲームを取り込むことができ、1度取り込んでしまえばカセットを取り出してセットするといった煩わしさもありません。

はたして実際に使ってみたらどんな感じなのだろうか? と以前から気になっていました。5月31日に新モデルが発売されるということで、当初はそちらが発売されたあとにしようと思っていたところ、スーパーファミコン型のインターフェイス部分以外は、ハードに大きな変化はなしということで、従来モデルの『レトロフリーク(ギアコンバーターセット)』を購入してみました。







▲ちなみに本体はこの取り外し可能な小さい方。


▲付属のコントローラー。十字キーはカチャカチャといったさわり心地ですが、まぁ悪くはない感じです。

実際に『レトロフリーク』をいじってみて驚いたところ

実際に『レトロフリーク』をいじってみて、たしかにこれは話題になるなと思うところがありましたので、こちらでご紹介していきたいと思います。

①ゲームの読み込みが異常に速い

なんといっても、もっとも驚いたのはカセットの読み込みの速さ。ハードにゲームカセットを挿すとすぐに認識。取り込みも瞬時に終わります。たしかにこれなら、サクサク手持ちのゲームを取り込んでいくことができますね。

②ゲームタイトルがしっかりと表示される

ただ速く読み取ることができるというだけではなく、なんの手間も無しにゲーム名も表示してくれます。昔CDを取り込むときにCDのデータベースであるCDDBというのが利用されていましたが、そのゲーム版のようなものがあるのでしょうか?

③リストは数が多くてもさほど問題なし

ある本数以上読み込むと、リストにずらりとゲームが並ぶようになります。表示するリストのサイズは変更できますが、ある程度増えてもさほどストレス無くゲームを検索して遊ぶことができます。また、このリストそのものが50音順に並ぶようになっているため、ゲームの検索もわりと楽という点もポイントです。

④マジコンとはひと味違うコピー対策

ゲームをカセットから吸い出せてROM化し、それをSDカードに入れて遊べる……と、機能面だけとりあげるとマジコンとさほど違いはありません。しかし、この『レトロフリーク』では、取り込んだゲームのROMは暗号化されており、ほかの『レトロフリーク』や、その他の機種等で遊ぶことはできないようになっています。ためしに取り込んだROMをウィンドウズのエミュレーターに読み込ませようとしたところ、特に反応しませんでした。

⑤ディスクシステムにも対応

以前は特殊な改造が必要だったみたいですが、現在は『レトロフリーク』に直接『ディスクシステム』のRAMアダプターを挿すことで、自動でBIOSを吸い出してくれます。RAMアダプターの種類は特に問わずに利用できる模様。とはいうものの、ディスクシステムのゲーム自体は読み込めないため、こちらの記事で紹介している方法等で入手する必要がありそうです。

⑥1台で複数のゲームが遊べる

これも本機の代名詞ともいえる特徴ですが、やはりコンパクトな本体で、様々な機種のゲームをザッピングしながら切り替えて遊べるというのはかなり便利です。

⑦ゲームのセーブデータのバックアップとしても利用できる

どれぐらいの需要があるかは不明ですが、セーブデータが保存されているゲームのカセットを読み込ませると、そのままセーブデータも本機にコピーされます。電池が切れるかわからないゲームのカセットを実機で遊んでいるときの保険として利用できる……かもしれませんね!?

⑧電池切れを起こしているカセットも読み込めば問題なし

セーブデータの保存もそうですが、そもそもカセット内部の電池が切れていて遊べないゲームも、『レトロフリーク』に取り込んでしまえば普通に遊ぶことができます。

⑨HDMIなので絵がくっきりしている

実際のところ、実機のレトロゲームを入手して現代の環境で最高のクォリティの画質で楽しもうとすると、結構なお金がかかってしまったり、あるいは無理矢理RGB化するなど技術的にも多くのことが要求されます。しかし、この『レトロフリーク』ではそんな煩わしいことは一切不要で、HDMIに接続すればOKという超お手軽なところは魅了です。

また、出力される画質もクッキリハッキリした今風の絵になっているところも、好みはあるかもしれませんが良いポイントとしてあげることができます。

⑩アスペクト比も4:3で表示できる

上記の特徴ともリンクしていますが、レトロゲーム本来のアスペクト比である4:3の映像をHDMIの映像出力で楽しめるというのもポイントとしてあげられます。

逆にここはどうかな? と思うところ

『レトロフリーク』を使ってみて、10個ほど素晴らしいと思うところをあげてみましたが、その逆にここはどうかな? と思うような点もいくつかみうけられました。

ファミコンやスーパーファミコンのカセットの取り出しがやや不安

多くの人が指摘しているように、若干ファミコンとスーパーファミコンのカセット用ソケットがもろそうな感じです。特に取り出すときは注意が必要で、たまにきしむような音がします。

外部のROMも普通に読み込める

読み込んだROMは暗号化されているので、セキュリティ面では問題なし……というのは、あくまでも『レトロフリーク』で読み取ったゲームカセットのデータのみの話。それ以外の方法でリッピングしたゲームのROMデータは、SDカードに移すだけで普通に利用することができます。わざと、そうしたゆるい仕様にしているのかもしれませんが。

カセットでゲームをプレイするという味わいがなくなり、エミュレーターとなんら変わらない印象

たしかにひとつのハードでかつ綺麗な映像でレトロゲームが楽しめるというのは素晴らしいと思うものの、あまりエミュレーターとかで遊ぶのと違いが感じられないという部分もあります。

読み込めないカセットがある

カセット時代のゲームには特殊チップが使われているものなどもあり、全部が全部遊べないものはわかっているものの、やはり取り込めないソフトがあるのは気になるところ。ちなみに筆者の環境では、『鉄道王』と『筋肉番付~決めろ!奇跡の完全制覇~』が読み取れませんでした。後者のほうは、ゲームキューブのゲームボーイプレイヤーでも読み取れなかったため、個体の問題かもしれません。

ROMの暗号化も簡単に回避できてしまう

実験も含めて試していませんが、ネットの情報をいろいろと検索していると割と簡単に暗号化を回避する方法もあるようです。もしかして、ここもわざとゆるめの仕様にしているのかもしれません。

ディスクシステムのゲームのディスクの入れ替えはどうやるの?

せっかくディスクシステムのゲームが遊べるようになった! ということで、早速『ゼルダの伝説』を起動してみたところ……B面の切り替え方法がわからない! と困ってしまいました(笑)。

実は『レトロフリーク』には、いくつか特殊なボタンの操作があり、そのうちのひとつが「OPTION」+「START」キーでディスクの切り替えができるというもの。実際にチェックしてみたところ、無事ディスクの切り替えを行うことができました。

●『レトロフリーク』で使える特殊な操作一覧
「Y」ボタンを押したまま↑:ページアップ
「Y」ボタンを押したまま↓:ページダウン
「HOME」+「R」キー:メインメニューに戻る
「OPTION」+「X」キー:オーバークロック(高速化)
「OPTION」+「Y」キー:スクリーンショット
「OPTION」+「L」キー:クイックロード
「OPTION」+「R」キー:クイックセーブ
「OPTION」+「SELECT」:マイク入力(ファミコンのみ)

ゲームメニューを活用しよう!

ゲームのプレイ中「HOME」キーを押すことで、ゲームを中断して「ゲームメニュー」を表示することができます。こちらでは、スクリーンショットやクイックセーブ、映像フィルターの設定にスキャンラインのON・OFF、音量の調整、リセットボタンなどを呼び出すことができます。

また、無敵モードやお金がマックスなどの秘技が使える、「コードフリーク機能」のON・OFFも設定可能です。

結局どっちがいいのか? オリジナルハード原理主義vsお手軽マルチ互換機対決

結局のところ、オリジナルのハードがいいのかマルチ互換機の方が優れているのかという議論になってしまいそうですが、オリジナルの味わいは、やはり実機でしか体験することはできません。

しかしながら、それを遙かに上回る利便性の高さとパッケージの完成度の高さが『レトロフリーク』にはあるため、可能ならは両方を上手く活用しながら使っていくというのが良いのではないでしょうか。『レトロフリーク』で遊べない機種もまだまだ多いので、本機でカバーできない部分を実機のゲーム機とソフトで補っていくというのも賢いやり方かもしれませんね!

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