【ファミコンレビュー100本ノック】002『ベースボール』




初期のファミコンソフトというイメージが強い、任天堂の野球ゲーム『ベースボール』。実際は本体発売から5ヵ月後の1983年12月7日に発売されています。

しかし、1986年12月10日に発売される「ファミスタ」こと『プロ野球ファミリースタジアム』が登場するまで、事実上野球ゲームはこれ1本しか存在していませんでした。そのため、当時の野球ファンは、この『ベースボール』をもくもくとプレイしながら一喜一憂していたのです。

ここで少し時計の針を遡ると……ファミコンの『ベースボール』以前、リアルな野球やそれに類似した遊びを覗くとゲームとして遊んでいたのは野球盤やLSIゲームのようなものぐらいでした。これらはいずれも選手に個性などはなく、どちらかというとプレイヤーの想像力で足りないデータを保管しながら遊び方が主流です。

この『ベースボール』もその流れを組んでおり、チーム別にはなっているものの選手の個性はなく、当然のことながら代打やピッチャー交代という要素もありません。ちなみにコールドゲームも無いようで、1回表から9回が終わるまでプレイする必要があります。そのため、こんな大味なゲームになってしまうことも!?

久々にプレイしてみましたが、思いのほかピッチングやバッティングの駆け引きが楽しめるなど、野球盤やLSIゲームよりははるかに進化している内容だったことを思い起こさせてくれました。ただ、守備に関しては若干アンコントローラぶるな感じがして、ゲームになれていないせいか、1度ぐずれ始めると止まらなくなってしまうことがあります。

毎回対戦相手が必ずジャイアンツになる裏技もあり

さて、ゲームでは対戦相手はランダムで決定されますが、必ずジャイアンツと戦いたいというアンチ巨人ファン向けのモードなのか、そうした裏技も用意されています。やりかたはとっても簡単で、スタートボタンを押しながらリセットキーを押すか電源を入れるだけでOKです。

本作に限らず、野球ゲームの多くは中古ゲームショップでぞんざいに扱われており、100円などのワゴンセールで販売されていることが多いと思います。しかし、今でもその値段以上の面白さは見いだすことができるので、まだ所有していないならば購入するのもアリだと思います。

text.レトロゲームライター 高島おしゃむ

ベースボール
Posted with Amakuri at 2018.6.7
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