様々なパズルを生み出してきていることで有名なトニー・フィッシャー氏が、新たな作品として氷で作ったフル稼働の『ルービックキューブ』を公開しました。
1974年にハンガリーの芸術アカデミー教授ルノー・ルービック氏によって考案された、立体パズルの『ルービックキューブ』。日本でも1980年にツクダオリジナルから発売され、第1次ブームが巻き起こりました。ちょうどのその時代小学生だった筆者も『ルービックキューブ』を入手。タイムアタックに挑戦して認定証をもらった記憶があります。
パズルメーカー・トニー氏が選んだ素材は氷!?
今回トニー・フィッシャー氏が公開したのは、なんとその『ルービックキューブ』を氷で再現したというもの。コアはプラスチックで、ねじとスプリング部分は金属。それ以外の8つのコーナーと12エッジを含む95パーセントが氷で作られているそうです。
ただ氷でオブジェクトを再現したというだけではなく、この作品のすごいところは完全に動作するというところ。残念ながら色は付けられていないため、パズルとしての意味はなさそうですね(笑)。
昨年12月19日に完成し、12月25日のクリスマスの日に公開されています。動画では最初逆再生になっており、こうやって作ったの? と一瞬勘違いしそうになりますが、その後しっかり動作している様子を確認することができます。
再最小から世界最大まで! 様々なタイプの『ルービックキューブ』を制作
さて、このトニー氏ですが、なんとこの氷の『ルービックキューブ』だけではなく様々なタイプのパズルを作っています。たとえば『5.6mm Rubik’s Cube Puzzle』は、指に乗るような極小の5.6mmで作られた『ルービックキューブ』です。それとは正反対に、1.7mもある世界最大の『ルービックキューブ』も作っています。
同氏のウェブサイト『Tony Fisher’s Rubik’s Cube Type Twisty Puzzles』には、それ以外にも様々タイプの自作パズルが掲載されていますので、興味があるかたはぜひチェックしてみてください。
本家の『ルービックキューブ』自体も進化を遂げていた
現在は2007年から続く第5次ブームといわれていますが、『ルービックキューブ』も進化を遂げています。昔はパズルが解けなくなっちゃったらシールを張り替えればいいじゃんといったジョークがありましたが、今発売されている『ルービックキューブ ver.2.0』は、シールではなくパーツ自体に色が付けられているのだとか。
Amazon:ルービックキューブ ver.2.0 【6面完成攻略書(LBL法)付属】
メガハウス(MegaHouse)
正1面を作った後、駄菓子屋で購入した虎の巻に書かれた手段を丸暗記して6面攻略をしていましたが、久々に『ルービックキューブ』を購入して自力で6面攻略に挑んでみたくなりました(笑)。
▼ツイッターではこんなユニークな投稿もありました!
はとこが趣味で作ったLEGOのルービックキューブ揃える機械がハンパなかった件www
全部LEGOで出来てるんだとw
#LEGO pic.twitter.com/CH6GYnwM17
— えっちゃん🎨ボンボンTV (@ecchan_bom2) January 2, 2018

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