フリーライターで仕事を選ぶなら文字単価ではなく記事単価・・・・・・でも、それだけでは儲かりません




最近はクラウドソーシングなど、ネット上で仕事の仲介をしてくれるサービスが登場してきたことで、昔は専門職的な扱いであったライターなどの仕事もずいぶん敷居が低くなってきました。SNSやブログが普及したことで、常日頃自分から情報を発信する機会が多かったり、あるいは文章を書くことが多くなったりということも拍車になっているかもしれません。

しかしながら、敷居が低くなったことでメリットだけではなくデメリットも生まれてきています。その中のひとつが、プレイヤーの数が多くなり、そのギャラもかなり下がってきていることです。

筆者が20年程前にフリーライターになったときは、ネットはすでに普及していたものの、まだまだ雑紙に勢いがありました。その当時、平均的なギャラは、「ページ単価」で1万5000円ほどです。

ページ単価とは、たとえばそのページの半分以上が文字ではなくタイトル画像などで埋められていたとしても値段は変わりません。つい最近、その当時の仕事のスケジュールを発見したのですが、今よりも半分くらいしか働いていなかったにもかかわらず、年収ベースでは倍以上稼いでいました。

ひょんなことから、5年程前にふたたびフリーライターとしての活動を再開したときには、その当時あった雑紙はすべてなくなり、ウェブがベースの時代になっていました。そこで感じたのはあまりも単価が安すぎるということです。

しかし、本当に驚かされたのは、まったくお金にならないにも係わらず、そうした仕事をこなそうとしている人たちがいるということでした。

基準は1日1万円稼ぐことができるか

先ほどのクラウドソーシングを覗いてみると、驚くべき価格で仕事の依頼が多数出されています。そのほとんどが、ひと文字あたりいくらの「文字単価」になっており、しかも、1円にも満たない金額です。

仮に文字単価1円であったとしても、そこそこのボリュームのある3000文字ほどの記事を書いて、たった3000円にしかなりません。記事単価であっても、1記事あたり2000円程度のものが多いですが、もはやその金額で仕事を受けるより普通のアルバイトをした方がマシといっても過言ではないでしょう。

それでもある程度需要と供給がなりたっているのは、趣味の延長で文章を書いて、お小遣い程度に稼げればいいという層と、そうした人たちをターゲットに仕事を募集して、なるべくコンテンツ制作に掛かる費用を抑えたいという人たちがいるからでしょう。

そうした結果、数年前にキュレーションサイトで問題になった、PV稼ぎ目的で作られた乱雑な記事たちです。

本当にフリーライターとして活動したいと考えているなら、クラウドソーシングは数本程度仕事をして実績にしたあと、すぐ記事単価で受けられる仕事に移った方がいいでしょう。ちなみに筆者の場合は、最低1日1万円稼げるかどうかというのを基準にしています。30日働けば30万円は稼ぐことができるというのが理由です。

これは毎日1万円稼ぐという意味よりも、たとえば3営業日ほどかかる仕事なのに、ギャラは1万円だったとすると割に合わないという尺度に使っています。

日銭を稼いでいる状態では限界も

ちょっと話しが横道にそれますが、先ほどのクラウドソーシングで「儲からない」などのキーワードで検索すると、一見否定的なタイトルが付けられているにもかかわらず、やり方が悪かったかのような印象操作をしてクラウドソーシングそのものが悪いわけではないという内容の記事が多数作られていることがわかります。

こうした記事を鵜呑みにしていると、ただ労働力を安く買いたたかれるだけで儲かることはありません。1日1万円稼いだとしても、たいした金額ではないからです。

フリーライターの場合、仕事の依頼があったり、あるいは自ら企画を提案して記事を書くことの対価としてギャラをもらう職業です。これはしょせん日銭を稼いでいるにすぎず、景気のいいときもあれば悪いときもあり、そのときどきの状況に流されてしまいがちです。

とくに、ある程度収入が上がってきて調子がいいな~と思っているときに、突然これまで受けていた仕事が終わってしまい、突然収入が激減なんてことも度々遭遇します。可能ならば、常日頃からブログなどを使って自分でコントロールできるメディアを作り上げ、他社の影響を極力下げていくということが大事になってくるのかもしれません。




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