ホラー映画会社が、今度は映画ではなくチートスの“味”を怖くしてしまいました。
PepsiCoのスナックブランド「Cheetos(チートス)」は、ホラー作品で知られるBlumhouseとのコラボレーション企画「The Flavor of Fear」を展開。その中心となる新商品**「Cheetos Sweet Phantom Heat Flavored Puffs」**が、2026年8月31日より米国の小売店やTikTok Shopで販売開始となりました。
●Cheetos × Blumhouse「The Flavor of Fear」公式サイト
https://www.us-joy.com/cheetostheflavoroffear?utm_source=chatgpt.com
何がホラーなのかといえば、その味の変化です。
最初にやってくるのはシナモンシュガーを思わせる甘さ。しかし食べ進めるにつれて、辛さやピリピリとした刺激、しびれるような感覚、さらにはメーカーが「subtle fizz」と表現するわずかな発泡感まで重なってくるという、なかなか普通ではないチートスになっています。

ホラー映画ではなく「味覚」で恐怖を演出
今回面白いのは、単なるハロウィン向けの激辛フレーバーではないところです。
CheetosはBlumhouseと正式にパートナーシップを結び、「The Flavor of Fear」と題したコラボレーションを展開しています。
公式サイトではCheetosとBlumhouseのロゴが並び、両社が「flavor and fear(味と恐怖)」を結びつける企画であることを紹介。特定の映画1作品とのタイアップではなく、Blumhouseという“ホラーそのものを扱うブランド”とCheetosを組み合わせた企画になっています。
Blumhouseは映画だけではなく、テレビ、ゲーム、ライブ体験などにもホラー作品を展開しているスタジオです。公式ショップでも『M3GAN』『ハッピー・デス・デイ』『パージ』などの作品を扱っています。
つまり今回は、「怖い映画を見ながら食べるスナック」ではありません。
スナックを食べる行為そのものをホラー体験にしてしまおうというわけです。
甘いと思ったら、だんだん口の中がおかしくなる?
Sweet Phantom Heatの味は、最初から猛烈に辛いというものではありません。
PepsiCoによると、スタート地点にあるのは懐かしさを感じさせるシナモンシュガー系の甘さ。そこから熱さ、ピリピリ感、しびれなどが加わり、さらに微かな発泡感まで感じられる場合があるとしています。どの感覚をどの程度感じるかには個人差があります。
さらに公式FAQによると、食べ進めるほど辛さ、ピリピリ感、しびれは強くなるとのこと。
そして食べ終えたあとも感覚が残る場合があり、その時間についてPepsiCoは「数分から最大30分程度」と説明しています。ただし、これは誰でも30分間しびれるという意味ではなく、あくまで感じ方や持続時間には個人差があります。
すでに海外メディアによる試食も行われており、シナモン系の甘さを強く感じたという人から、かなり強烈な辛さを感じたという人まで反応はさまざま。メーカーの説明どおり、人によって印象がかなり変わる商品になっているようです。
発想の元になったのは四川山椒
この独特なしびれ感のヒントになったのが、四川料理などで使われる四川山椒です。
PepsiCoは、四川山椒に含まれる成分が口の中の感覚神経と相互作用し、独特のピリピリ感やしびれを生み出す点から着想を得たと説明しています。
Sweet Phantom Heat自体は人工着色料と人工香料を使用しておらず、色付けには赤大根ジュースとパプリカ抽出物を使用しています。
またPepsiCoは商品開発の背景として、2026年に学術誌「Food Quality and Preference」に掲載された、ストレスや恐怖と辛い食品への欲求の関係を扱った研究も紹介しています。
もっとも、これは「怖い思いをすると辛いものを食べたくなる」と一般化できる話ではありません。あくまでPepsiCoが今回の製品コンセプトを説明する際に引用している研究のひとつ、と考えておくのがよさそうです。
米国では8月31日発売、日本での販売は?
Cheetos Sweet Phantom Heat Flavored Puffsは2026年8月18日に正式発表され、8月31日から米国で販売開始となりました。
全米の小売店に加え、TikTok Shopでは8オンス(約227g)入り3袋セットも用意されています。米国のTikTok ShopにはFrito-Lay公式ショップによる商品ページも開設されています。
一方、現時点では日本向けの正式発売や公式な日本への発送については確認できませんでした。
米国限定食品は後から輸入食品店や海外通販などに並ぶケースもありますが、少なくとも今回確認した公式情報では日本での展開には触れられていません。
映画なら「怖そうだから見ない」という選択もできますが、味がどのように変わっていくのか説明されると、むしろ一度食べて確かめたくなるのが困ったところ。
ハロウィンのお菓子にホラー映画会社を連れてくるだけではなく、甘さ、辛さ、刺激、しびれ、発泡感を使って“恐怖の味”そのものを作ってしまったCheetosとBlumhouse。日本でも手軽に入手できるようになることに期待したいところです。


















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