スマホでかんたん・あんしん・あんぜんは本当か? フリマアプリ『メルカリ』を巡るトラブルの数々




人気のフリマアプリ『メルカリ』。その人気はすざましく、利用者も増加して生きています。しかし、それにつれてトラブルも多発しているようです。今回は筆者が実際にあったトラブル事例をご紹介していきます。

お手軽さで一気にユーザーを取り込んだ人気フリマアプリ『メルカリ』

昔は不要品の処分といえば、ヤフオク!一択といった感じでした。しかしながら、取引の煩わしさや、月額手数料や取引の手数料などなど、後付けでどんどん付けられていくサービス利用料に嫌気がさし、すっかり使わなくなりました。その代わりに、ここ最近頻繁に利用しているのがフリマアプリの『メルカリ』です。

『メルカリ』が流行った最大のポイントは、そのお手軽さとレスポンスの良さといえるでしょう。出品はスマホで写真を撮って説明分などを書くだけで、わずか数ステップで行うことができます。足の速い商品ならば、出品後5分以内に売れるというのもざら。また、ヤマト運輸や日本郵便と連携しており、匿名で売買のやりとりを行うことも可能です。

代金はメルカリを介して行われ、送料を含む取引に必要な手数料も差し引き後に自分のポイントに蓄積されます(出品者の場合)。ひとつ難点があるとしたら、毎週月曜日が締め日となっており、週末の金曜日に口座へ振り込まれる(申請はその都度自分で行う。金曜日が祝日等の場合、翌営業日に振り込まれる)といった、若干長く感じる支払サイトぐらいです。

筆者もそうした点が気に入っていたのですが、この年末になってとあるトラブルに巻き込まれてしまいました。

『メルカリ』は商品発送後の確認が難しい

今回のトラブルはこんな感じです。2体セットのアクションフィギュア(商品自体はそれぞれ個別で売られている)を出品。その購入者が、商品到着後片方の商品が壊れているので、そちらだけ返品したいといわれました。当然そのようなことはできないため、キャンセルで対応するといったのですがが、さんざん値下げ要求などをしてきたあげくに、翌日マイナス評価で取引終了となりました。

先方には先方の言い分があるだろうし、こちらにも落ち度があったかもしれません。しかし、落札以前に大幅な値下げ要求をしてきて、そのあげく商品が届いた瞬間自分のいらないほうだけ壊れているといわれ、そちらだけ返品したい。その理由がもうひとつの商品が欲しいからだといわれても、納得するのは難しいでしょう。

メルカリに限ったことではありませんが、送った商品の状態が今どうなっているのかというのは、確認のしようがないのが現状です。

また、今回の取引で思い出しましたが、以前にも似たようなことがありました。その時は中古のスマホを出品していたのですが、購入者が商品が届いた後にバッテリーが膨らんでいるというクレームを入れてきました。まだ『メルカリ』自体の取引になれていなかったため、どうすれば良いか先方に相談したところ、今回の取引をキャンセルして大幅に値下げした空商品を専用で出品。そちらで取引を完了させて欲しいというものでした。

このときは言われるがままにしたがってしまいましたが、こうしたやり口は割と頻繁にあるようです。

トラブルに巻き込まれてしまったら「メルカリボックス」をチェック

メルカリには、ユーザー同士がサービスに関するトラブルや質問などのやりとりができる「メルカリボックス」というサービスが用意されています。今回のような事例も、過去に多数あるようで、どうやら最悪両者に代金を保証して済ませてしまうという傾向にあるとのこと。そのため、悪意を持ったユーザーが今回のような感じでトラブルを巻き起こし、商品をただで手に入れるということも出てきているのだとか。

「かんたん・あんしん・あんぜん」といううたい文句はまさにその通りだと思いますが、さらに一歩踏み込んで「きもちよいとりひき」ができるようにサービスの向上を願うばかりです。




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