【ネタバレあり】前評判が微妙だった『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は本当に駄作か? カウントダウン上映で確かめてきた

【ネタバレあり】前評判が微妙だった『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は本当に駄作か? カウントダウン上映で確かめてきた




前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を映画館で観た後、「まぁ人にはあまりおすすめできる作品じゃなかった」という感想から徐々に怒りがこみ上げてくるという不思議な体験をしましたが、あれから2年。ついに42年間という壮大な『スター・ウォーズ』サーガに終止符が打たれることになりました。

記憶が曖昧ですが、たしか『エピソードⅣ』のときにテレビでやっていた特番で、ジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』は全部で9作あるというようなことを話しており、「いったいこのおっさん、何をいってるんだろうか?」と、小学三年生だった筆者は感じましたが、本当に9作作られることになったとは。しかも、全部ではありませんが、ほとんどの作品をリアルタイムで映画館で見られるなんて。

なんでも評論家の意見では、ファンに媚びた内容だと批判されているようですが、『水戸黄門』や『寅さん』のように、ファンはその世界観を見たいのであって前作みたいに変な冒険はいらないんですよ!

・・・・・・と、前置きが長くなりましたが、12月19日の24時から公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に、近所に出来たばかりの映画館に足を運んで見て参りました。

グッズ関連は、パンフレットは映画上映開始の0時から。その他は朝8時からということで、ポップコーンなどだけを注文。ちなみにこうした特別上映はほとんどのようですが、映画泥棒や宣伝などは一切無く、いきなりルーカスフィルムのロゴが登場して本編がスタートしました。

おなじみのテーマ曲と共に、流れるスクロール。そこに、いきなりパルパティーンの文字が!? え? いきなりネタバレ? と思いましたが、もはや細々状況を説明しているような余裕はなくかな~り省いちゃったのかもしれませんね。まぁ、前作が『エピソードⅦ』から6時間ぐらいしか進展しなかったので、ある意味しょうがないところも。パンフレットにも冒頭の台詞っぽいものが書かれていますが、映画館で観たものとは異なるようです。パルパティーンの文字も出てこないし。

ついでに前作で不満だった点がいくつかあると思いますが(見返してないのでうろ覚え)・・・・・・

①ローズ:モブキャラ扱いに
②宇宙人があまり出てこない:酒場のシーンをド派手にしたようなものなど、わんさか登場
③チャンバラシーンがあまりない:結構あった

という感じで、わりとファンの不満が解消されていました。

逆に悪い意味で引き続いた点としては、今回も「フォースSkaype」と揶揄された、レイとレンの遠隔通話は健在。ヨーダやマスクだけじゃない姿のダース・ベイダーなどは登場しません。もっとも驚いたのは、2016年になくなったキャリー・フィッシャーのシーンが思いのほか多かったところです。合成などを駆使したのかもしれませんが、これには脱帽といったところです。

レイの修行シーンなど、それ前作でやっとけよというところもいくつかありましたが、まぁこちらもしょうがないですね。そういえば、前作で最後に登場した少年みたいなのについては、ほとんど触れられていなかったかも!?

スカイウォーカーの物語に一端終止符。新たな伏線も?

『スター・ウォーズ』サーガは、アナキンから始まり一貫してスカイウォーカー家の物語が描かれていました。『エピソードⅦ』から始まった3部作では、適役としてレイアの血を引くカイロ・レンが登場します。

物語終盤、レイはパルパティーンとの総勢な戦いの末に力尽きてしまいます。本名のベンに戻ったレンは、自らの力を彼女に託してこの世から消えてしまいます。ここでスカイウォーカーの血筋自体は途絶えることに。

ラストは、懐かしいレイが昔住んでいた家の近く。ふたつのライトセーバーを地中に埋めた後、通りかかった人物に名前を聞かれます。劇中、パルパティーンの孫娘であったことが明かされるため本来はレイ・パルパティーンというべきシーンですが、「レイ・スカイウォーカー」と、自らがスカイウォーカー家の後継者であることを名乗り上げ、映画はエンドロールへ。

全般的にはいくつか「え?」と驚くシーンや、いや、それはSFというよりファンタジーだろというようなシーンがあったものの、かなり楽しめる内容に仕上げられていました。これならもう1回映画館で見てもいいかなと思えるぐらいのできです。

個人的に特に良かったのは、エンドロール。まさか、ダース・ベイダーのテーマ曲を映画館の迫力あるサウンドで聴けるなんて。いや~、映画って本当に素晴らしいですね!

やはり、ライアン・ジョンソンと違ってJ・J・エイブラムスはヒットメーカーだけのことはあり、しっかりとファンのツボがわかってますね。まぁ、旧作ファンには好まれないところもあるかもしれないですが、個人的にはかなり楽しめました。

『スター・ウォーズ』マニアなら、レイアのライトセーバーなどいくつか気になる要素もありそうですが、映画鑑賞後はそうした知見のある人たちの考察をいくつか探してみるのも良さそうです。

▲入場にもらった、レイとフィンのポストカード
▲映画パンフレットは2種類。黒いのが特別版で、歴代作品のポスターやイラストなどが多い。しかし、見た目は通常版の方がいい仕上がりになっている。

公式サイト:https://starwars.disney.co.jp/

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