ワイヤレスイヤホンこれを買いましょう!
邪魔なコードがなく、スッキリとしたスタイルで音楽が聴けることで人気の完全ワイヤレスイヤホン。通話にも利用できるほか、ここ最近はテレワークで利用する場面も増え、ますます注目が集まってきているアイテムのひとつです。
とはいえ、いざ購入使用と思い商品を検索してみても、ずらりと並んだものの中から「どれを選べばいいのかまったくわからない」「自分に合った商品を選ぶときのポイントが知りたい!」とお悩みの人は多いのではないでしょうか?
そこで本稿では、おすすめの完全ワイヤレスイヤホンを3つピックアップしてご紹介していきます。それぞれの商品を選ぶ際のポイントや、注目の機能などもご紹介していきますので、ぜひ商品を選ぶ際の参考にしてみてくださいね!
完全ワイヤレスイヤホンの選び方
完全ワイヤレスイヤホンなんて、どれも似たり寄ったりでしょ? と思ってしまいがちですが、じつは見た目からはわからない機能の違いがいろいろとあります。それぞれどんな違いがあるのか、ポイントごとにじっくりとご紹介していきます。
音質の良さで完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ
音楽に限らず音を聴くことがメインとなる完全ワイヤレスイヤホンでは、できるだけ音質のいいものを選びたいところ。そのときに注目したいのが「ドライバー」と「コーデックの種類」です。それぞれの特徴や違いを理解して、自分の好みに合ったものを選ぶようにしましょう。
ドライバーの種類とはサイズは?
ドライバーとは、完全ワイヤレスイヤホンでもっとも重要な音を鳴らす部分のことをさします。一般的には、ダイナミックス型とバランスド・アーマチュア型の2タイプがあります。ダイナミック型は臨場感溢れるサウンドが楽しめます。バランスド・アーマチュア型は小型化向きで、解像度の高い繊細な音を鳴らすことができます。
また、ドライバーにはタイプとは別にサイズも音に大きく影響します。こちらは大きい方が音が良くなる傾向にありますが、その分重くなってしまうというデメリットもあるため、バランスを考えて選びたいところでもあります。
音質重視ならハイレゾ対応を選ぼう
音質の良さを重視するときに、もうひとつ注目しておきたいポイントが「Bluetoothコーデック」です。完全ワイヤレスイヤホンでは、スマートフォンと音のデータを送信するときに、一旦圧縮してから送る方法が採用されています。そのときに使われる圧縮規格を「Bluetoothコーデック」と呼んでいます。「Bluetoothコーデック」の種類は複数ありますが、こちらでは代表的なものをご紹介します。
Bluetoothコーデックの種類と特徴
SBC | 標準的なコーデック。音質はあまり良くなく、音の遅延は大きい |
AAC | SBCよりは高音質ですが、音質は普通程度。音の遅延も許容範囲内 |
aptX | CD並の高音質で音の遅延は小さい |
aptX LL | CD並の高音質で音の遅延は小さい |
aptX HD | 超高音質のハイレゾで聴ける。音の遅延は許容範囲内 |
aptX Adaptive | Adaptive:超高音質のハイレゾで聴ける。音の遅延は小さい |
LDAC | 超高音質のハイレゾで聴ける。音の遅延は大きい |
ノイズキャンセリング機能で選ぶ
ノイズキャンセリングのタイプで選ぶ
完全ワイヤレスイヤホンを選ぶときに重視したい項目に、ノイズキャンセリング機能の有無があげられます。このノイズキャンセリング機能は、大きく2種類のタイプに分けることができます。
安価な製品に採用されていることが多いのが、「パッシブノイズキャンセリング(PNC)」と呼ばれる方式です。こちらは、完全ワイヤレスイヤホンの本体の内部に物理的な壁を作ることで、外部の音が入ってこなくする耳栓のようなものといえばわかりやすいでしょうか。遮音性が高い反面、まわりの音が聞こえづらくなるというデメリットがあります。
高級な完全ワイヤレスイヤホンで採用されているのが、「アクティブノイズキャンセリング (ANC)」方式です。本体に搭載されたマイクで外部の騒音や雑音を拾い、それをデジタル処理で打ち消すといった技術です。雑音の並に対して、それに相反する音をぶつけることで音を消すといったイメージですね。単純に外部の雑音を消すだけではなく、内側の音を拾うマイクで耳の内部の雑音を取り除き、よりクリアな音が楽しめる製品もあります。
通話モードの有無で選ぶ
周囲の雑音を低減してくれる便利なノイズキャンセリング機能。しかし、目の前の人と会話したいときなど、近くの音も聞けるように切り替えることができるかも重要なポイントです。ノイズキャンセリング機能を搭載している製品の多くは通話モードの切り替えに対応していますが、事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
マイクの性能で選ぶ
完全ワイヤレスイヤホンの場合、声を拾うためのマイクの性能について触れられていることは多くありません。しかし製品によっては、まわりの雑音を取り除いて鮮明な音声を通話相手に届けることができる機能が用意されているものがあります。特に通話で利用することが多い人は、こうした機能が用意されているかチェックしておきましょう。
ライフスタイルに合ったスタイルで選ぶ
通勤や通学、ビジネスや友人との通話にスポーツ時の音楽鑑賞など、人によって利用よとも大きく異なる完全ワイヤレスイヤホン。自分のライフスタイルに合った機能を搭載したものを選ぶことで、より快適に利用することができます。
再生時間で選ぶ
外出中に完全ワイヤレスイヤホンを利用するときに、どうしても気になるのがどれぐらいの時間使用できるのかというところでしょう。完全ワイヤレスイヤホンの場合、本体とは別に閉まっておくだけではなく充電もできるケースが付属している場合がほとんどです。それぞれの連続再生時間や、ケースを利用した場合どれぐらいの時間充電してどれぐらい使えるかといったところもチェックしておきたいところです。
防水機能はあるか?
外でランニングするときなど、汗をかいたり雨にあってしまうといった場面はさけられません。使用している完全ワイヤレスイヤホンによっては壊れてしまうなど、思わぬトラブルにあってしまうこともあります。そうならないために、あらかじめ確認しておきたいのが放水が防汗機能があるかというところ。こちらは「IPX○」といったコードで記載されていることが多く、性能ごとに下記のような分類が行われています。
完全ワイヤレスイヤホンの場合は、多くが「IPX4」になっています。これは、触れた手で触ったりキッチンまわりで水が跳ねても問題ないという、生活防水程度と覚えておけばOKです。
■IPコードの見方
IPX0 | 水の保護無し |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴に影響を受けない |
IPX2 | 垂直から左右15度以内の降雨の影響を受けない |
IPX3 | 垂直から左右60度以内の降雨の影響を受けない |
IPX4 | どの方向からの飛沫から影響を受けない |
IPX5 | どの方向からの直接噴流から影響を受けない |
IPX6 | どの方向からの強い直接噴流から影響を受けない |
IPX7 | 一時的に一定水深の条件で水没しても浸水しない |
IPX8 | 継続的に水没しても水深しない |
自分の耳にフィットさせることができるか?
耳に直接差し込むタイプのインナーイヤー型イヤホンの場合、自分の耳にフィットしないと落としてしまうことがあります。付属品に、サイズの異なる複数のイヤーチップが付属しているか確認しておきましょう。また、製品によってはアプリ等で自分の耳にフィットしているか確認できる機能がよういされているものもあります。いずれにせよ長時間使うことが多い製品であるため、できる限り自分の耳にフィットしたものを選びたいところですね。
完全ワイヤレスイヤホン おすすめ 3選
アップル AirPods Pro
アップル製品同士のシナジーはもはや驚愕のレベル!
外側と内側に搭載されたマイクで外部音を検知。毎秒200回の超世でノイズを取り除く「アクティブノイズキャンセリング」を搭載。付けた瞬間に分かるレベルで、周囲の雑音を低減してくれます。
自分の耳の形に合わせて、音楽を自動的に調整してくれる「アダプティブイコライゼーション」機能を搭載。iPhoneを取り出さなくても、感圧センサーをタッチすることでアクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの切り替えができるほか、音量のコントロールもできます。
なんといってもAirPods Proの素晴らしいところは、アップル製品ならではのシナジー効果です。iPhoneの近くでケースを開けるだけで簡単にペアリングすることが可能。それだけではなく、自動デバイス切り替え機能が搭載されており、特別な設定をすることなく手持ちのApple WatchやiPad、Mac間でシームレスに利用することができます。アップル製品に限られてしまいますが、1度この快適さを味わってしまうと他には移れないレベルといっても過言ではないでしょう。
イヤホン重量(片耳) | 5.4g |
ケース重量 | 45.6g |
ドライバー | ダイナミック型 |
ドライバーサイズ | 非公開 |
ケース充電時間 | 約2時間 |
イヤホン充電時間 | 5分充電で60分再生可能 |
再生時間 | 最大4.5時間(充電ケース併用24時間以上) |
防水機能 | 有(IPX4) |
Bluetoothコーデック | SBC、AAC |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetoothクラス | Class 1 |
Bluetooth対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
ノイズキャンセリング | 有。外部音取り込みモードと切り替え可能 |
通話時の雑音低減 | 有。デュアルビームフォーミングマイクロフォンで周囲の雑音を低減 |
特徴 | 電もワイヤレス。Siri対応で音声操作も可能 |
ソニー WF-XB700
音楽を楽しみたい人にオススメ!
ゲーム機や家電、そして様々な音響機器を提供しているソニー。同社の技術を集結して作られたのが、こちらのWF-XB700です。
重低音とクリアな高音を両立させた、「EXTRA BASSサウンド」に対応。左右それぞれのプレイヤーからBluetooth信号を同時伝送することで、映像と音のズレを低減できる安定したBluetooth接続を実現しています。
ノイズキャンセリング機能は搭載されていませんが、まわりの雑音を抑えて集音する「ノイズサプレッション」機能が搭載されており、クリアな音声で通話が楽しめるところも特徴のひとつとなっています。また、最大8台までの機器とペアリングできる「マルチペアリング」にも対応しており、自宅や職場などの用途に合わせた使い方ができるところも魅力です。
イヤホン重量(片耳) | 8.0g |
ケース重量 | 30g |
ドライバー | ダイナミック型 |
ドライバーサイズ | 12mm |
ケース充電時間 | 約3時間 |
イヤホン充電時間 | 10分充電で60分再生可能 |
再生時間 | 最大9時間(充電ケース併用18時間) |
防水機能 | 有(IPX4) |
Bluetoothコーデック | SBC、AAC |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetoothクラス | Class 1 |
Bluetooth対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
ノイズキャンセリング | 無 |
通話時の雑音低減 | 有。周囲の雑音を抑えて集音するノイズサプレッション機能を搭載 |
特徴 | 本体のみで9時間再生が可能。最大8台までの機器と接続できるマルチペアリングにも対応 |
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
独自のウルトラノイズキャンセリングで高い没入感が得られる!
●Soundcore Liberty Air 2 Proの商品リンク(1万2980円)
独自技術である、ウルトラボノイズキャンセリングを搭載。イヤホン本体の外側と内側に付けられたふたつのマイクで、周囲のノイズを検知して取り除いてくれます。また、アプリ上で自分のいる環境を選ぶだけで、最適な強度のノイズキャンセリングが起動。音楽を聴いているときでも、イヤホンをタップすることで、外音取り込み機能と切り替えが可能です。
自分の耳の合うように、サイズが異なる9種類のイヤーチップが付属。密閉感が最適かアプリでチェックできる「イヤーチップ装着テスト」にも対応しています。
イヤホン重量(片耳) | 5.2g |
ケース重量 | 51.6g |
ドライバー | ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型を統合 |
ドライバーサイズ | 11mm |
ケース充電時間 | 約3時間 |
イヤホン充電時間 | 10分充電で60分再生可能 |
再生時間 | 最大7時間(充電ケース併用26時間) |
防水機能 | 有(IPX4) |
Bluetoothコーデック | SBC、AAC、LDAC |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetoothクラス | Class 1 |
Bluetooth対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
ノイズキャンセリング | 有。外部音取り込みモードと切り替え可能 |
通話時の雑音低減 | 有。6つのマイクで周囲の雑音を除去 |
特徴 | シーンに合わせて最適な強度のノイズキャンセリングが選べる |
完全ワイヤレスイヤホンまとめ
●音質にこだわるならドライバーとコーデックに注目
●ノイズキャンセリング機能は通話モードの有無も大事
●音声通話が多い人はノイズ低減機能があるか確認しよう
●再生時間や防水などライフスタイルにあったものを選ぼう
今回は、完全ワイヤレスイヤホンのおすすめ商品をご紹介していきました。スマートフォンと共に、常に一緒に持ち歩きたいアイテムですが、より自分の目的にあったものを選ぶことで音楽鑑賞や通話なども快適に楽しめるようになります。ぜひこちらの記事を参考にして、お気に入りの完全ワイヤレスイヤホンを見つけてください。
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