「彼は誰時(かはたれどき)」のシーンの意味が分からない人がいる――『君の名は。』地上波初放送であらためて驚かされた様々な反応




1月3日にテレビ朝日系で放送された、新海誠監督にアニメ映画『君の名は。』。日本はもとより世界的に大ヒットした作品の地上波初放送ということもあり、視聴率も17.4パーセントと、今の時代にしてはかなり良い数字だったのではないでしょうか。たしかに余計な演出が一切無かったことや、CMのタイミング、そのCMさえも作品を意識したものになっているなど、送り手の気合いの入り方さえも伝わってくるような番組作りでした。

「彼は誰時(かはたれどき)」のシーンの意味が分からない?

作中のクライマックスのひとつに、「彼は誰時(かはたれどき)」のシーンがあります。それぞれ別の時間軸にいるはずの、中身が入れ替わった状態の瀧と三葉が出会うシーンなのですが、ツイッターなどを見ているとその意味がわからないという投稿を見かけました。

作中の序盤、「彼は誰時」の意味について「世界の輪郭がぼやけて、人ならざるものに出会うかも知れない時間」と説明されます。その後もクライマックスを意識してか、あえて「彼は誰時」に触れるシーンがあり、この作品のキーワードのひとつになっているともいえるでしょう。

元々理詰めがっちりのSF作品というより、なんでもありのファンタジーといった感じの作品ですが、そのシーン以前にさんざん入れ替わってるところを見ておいて、上記のような感想がでてくること自体に驚かされました。

また、三葉がなんで父親を説得するシーンを映さなかったのかと起こっている人も見かけました。こちらについては、「街の人々が実は助かっていた」という答えをよりエンディングに近いポイントに持っていきたいという演出からそうなっているだけだと思いますが、こうした意見を見ているともしかして行間が読めない人たちが多いのではないかと思ってしまいます。

とくにこの『君の名は。』という作品は、いろんなところにピースをばらまいておき、最後にそれらをぴったりと当てはめていくようなシナリオ作りになっています。また、作中で主人公の視点が入れ替わり、それに伴い違う時代を行き来するため、やや複雑な構成になっています。そのため、ある程度頭の中で状況が整理できていないと、こうした混乱を招くのかもしれません。




コメントを残す